まずは資産の部の作り方から説明します。前に説明したとおり貸借対照表は一地点の状況を示すものなので、同じ日で確認する必要があります。月末で固定するのが1番わかりやすくていいかなと思います。
まずは現金についてですが、これについては簡単で月末時点の手持ちの現金を数えるだけです。クレジットなどのポイントについては本当に正確さを求めるなら入れてもいいと思いますが、そこまで厳密にする必要はないかなと思います。なるべく先にポイントを使用するようにしておけば、後々現金や預金が残るのでそこまで気にしなくていいと思います。
次に普通預金の残高ですが、こちらも月末の残高を確認するだけです。今はネットやアプリで残高が確認出来るので簡単です。定期預金を持っている方は定期預金の残高も確認しておきましょう。定期預金は何もしなければ金額変わりませんが、利払いの時期によっては利息がつくので、どのタイミングで利息がつくかよく確認しておきましょう。
このあたりについては特に難しいこともなく、今ある現金、預金の残高を確認するだけです。ただし、外貨預金をしている場合には少し注意が必要です。為替によって残高が変わるので何もしていなくても為替差益、為替差損が出る可能性があります。正確さを求める方や大きな金額の外貨預金を持っている方は月末の為替レートで計算しなおしたほうがいいかと思います。外貨預金が少額の人や為替差益、為替差損などが出るのが嫌な人は買った時のレートで固定してままでもいいです。
会社の会計ほど正確さを求めていませんので、やりやすい方で進めましょう。ややこしくてやめてしまうよりは簡単な方法で続けていくことの方が大事です。
次回は株式やインデックス投資などの投資についての計算方法をお伝えします。